特集 足をみせて―靴下に隠れた重要所見
One more JIM
pp.254-255
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103148
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Q1:整形外科や皮膚科など専門科への紹介で気をつけることは何でしょうか.
A1:紹介のタイミングについては,本特集の各論の稿を参考にしてください.筆者は,急性のものは,初期治療や未治療のままでの経過観察を1~2週間行い,慢性のものは1カ月程度行います.これで改善しない場合は,疑う疾患にあわせて,対応する科に紹介します.ただ,症状によっては例えば皮膚科なのか整形外科なのか迷うような症例もあり,その場合は患者さんに自分の診断の限界を話して,まずこちらの科に紹介し,場合によっては他科への受診を勧められる可能性がある旨を伝えます.そうしないと患者さんが不安や不信を抱いたりする場合があります.紹介する患者さんの病歴については簡潔に書きますが,主な紹介理由の病変に関してはなるべく正確な医学用語を用いて書くようにし,疑い病名がひらめく場合は,勇気をもって書くようにしています.そうすると教育的な指導や返書をくださる専門医にも出会います.
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