What's your diagnosis?[135]
疼痛が強ければ制御不能かも?
桂井 隆明
1
,
吉田 雄介
1
,
森川 暢
1
,
石田 恵梨
1
,
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院救急・総合診療科
pp.199-202
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103134
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病歴
患者:特に既往のない20歳女性.
主訴:両下腿・左肘の腫脹・疼痛.
現病歴:5週間前に特に誘因なく左膝周囲の疼痛が出現した.3週間前に右足関節部の腫脹,体熱感,食欲低下を自覚した.2週間前に近医整形外科を受診しNSAIDsを処方された.5日前に右足関節部の疼痛が増悪し,足背・下腿に腫脹が広がった.3日前に左足関節部の疼痛,左下腿~足背の腫脹,左肘の腫脹と疼痛も加わった.
既往歴:特になし.服薬歴:NSAIDs頓服のみ.
最終月経:初診3週間前から4日間.性交渉歴:特定のパートナーとのみ.家族歴:特になし.
陽性所見:食欲低下,体重減少(本人は自覚ないが,周りの人から「明らかに痩せた」と指摘された),体熱感,両下腿・左肘の腫脹と疼痛.
陰性所見:悪寒戦慄,盗汗,頭痛,鼻汁,咽頭痛,咳嗽,喀痰,胸痛,胸焼け,動悸,腹痛,嘔吐,下痢,血便,黒色便,頻尿,排尿時痛,日光過敏,口内炎,帯下変化,動物接触,海外渡航歴,病人との接触.
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