JIM Report
Brugada症候群の剖検症例を経験して―遺伝が関与する疾患への診療対応について
古川 智之
1
,
森田 沙斗武
1
,
西 克治
1
1滋賀医科大学社会医学部門法医学講座
pp.168-170
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103121
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今回,死因究明制度新法による解剖により,ご遺族の健康に反映された事例を報告する.この新法は死因や事件性の有無が不明な死体について,遺族の承諾がなくても解剖できる新制度である.昨年4月より施行されている.死因究明に関する方針を示した「死因究明等の推進に関する法(推進法)」と,実務などを定めた「警察等が取り扱う死体の死因または身元の調査等に関する法(死因・身元調査法)」というもので,解剖率の向上や犯罪死見逃し防止などが期待されている.
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