Editorial
コミュニティ志向性プライマリ・ケア
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
pp.243
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102456
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2011年暮れに,5回連続の「コミュニティ・マネージメント・ゼミ」というワークショップに参加する機会を得た.そこには,新しいタイプの社会起業に取り組もうという若者,クラスの生徒をどうまとめていくかについて新しい方法を模索している教師,アフリカのある国に学校をつくる活動をはじめた若者,ある街の開発に自治体とコラボしてかかわっている学生サークル代表など,これまで出会ったことのないタイプの方たちが参加していた.彼らとともに学ぶ時間は,僕にとって近年にないもっとも印象深い体験となった.家庭医である僕自身は,ゼミでのディスカッションを通じて「地域」というものを再度考えなおす機会を得ることができた.
ワークショップはこの質問から始まった.
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