What's your diagnosis?[110]
びっくり! 開けたら「え~!?」
浅井 光広
1
,
牧 隆太郎
1
,
今泉 貴広
2
,
田中 孝正
3
,
浜田 禅
1
,
三島 信彦
1
1愛知厚生連海南病院総合内科
2中部ろうさい病院腎臓内科
3市立堺病院総合内科
pp.94-97
発行日 2012年2月15日
Published Date 2012/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102408
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病歴
患者:56歳,女性.主訴:全身倦怠感.
現病歴:生来健康.1年前に健康診断で脂質異常症といわれた程度であった.X年4月3日から37℃台前半の微熱と全身倦怠感が出現し,だんだん食欲も低下.4月7日近医受診.レボフロキサシンを処方された.4月8日,9日当院救急外来受診.診察上明らかな異常所見を認めず,補液にて帰宅.その後,全身倦怠感が増悪し,微熱,食思不振も持続した.また嘔気,嘔吐も出現した.4月12日内科外来受診.その際の診察上も特記すべき異常所見を認めなかったが,全身倦怠感の訴え強く,食事も摂取困難であり,精査加療目的に入院となった.
既往歴:とくになし.既存症:脂質異常症.社会生活歴:トマト農家(ハウス栽培).内服歴:アトルバスタチン(リピトールⓇ)を服用したりしなかったりしていた.喫煙:なし.飲酒:なし.海外渡航歴:ここ10年なし.ペット飼育:なし.
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