特集 EBMアップデート
教育現場でのEBM
卒前のEBM教育
松島 雅人
1
1東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター 臨床疫学研究室
キーワード:
卒前教育
,
EBM
,
EBCP
,
臨床疫学
,
教育方略
Keyword:
卒前教育
,
EBM
,
EBCP
,
臨床疫学
,
教育方略
pp.579-581
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102237
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1999年にEvidence-based Medicine(現 Evidence-based Clinical Practice)を講義・演習ユニットとして新設した.1960年代より臨床疫学として発展してきた概念が1990年代にEBMという言葉によって世界的に流布しはじめてはいたが,教育システムとしてはまだ発展途上であったと記憶している.そこで大学創立当時から疫学や臨床研究を重要視していたことが追い風となり,それまでの数年は社会医学系のユニットの一部を間借りして行われていた臨床疫学の講義を変更し,大講義と演習(少人数グループ学習)を組み合わせた独立した単位となった.
このユニット「EBM」は1~4年次に提供されているコース「臨床疫学・EBM」の4年次に行われている.1~3年次には,コンピュータリテラシーや生物統計学の講義・演習が組まれており,その最後にこの「EBM」が組まれている.学生に提示しているシラバスの概略を述べる.
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