Japanese
English
今月の主題 免疫不全状態における消化管病変
序説
免疫不全状態における消化管病変
Introduction
斉藤 裕輔
1
Yusuke Saito
1
1市立旭川病院消化器病センター
キーワード:
免疫不全
,
消化管病変
,
日和見感染
,
GVHD
Keyword:
免疫不全
,
消化管病変
,
日和見感染
,
GVHD
pp.213-215
発行日 2011年3月25日
Published Date 2011/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102147
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はじめに
消化管は外来抗原に直接曝露される臓器であるため,免疫不全状態など全身性の免疫異常状態においては消化管に病変が好発する.臨床的には,免疫不全状態において消化管病変を早期診断することは,特に免疫不全により患者の全身状態が重篤である場合,早期の治療開始に結びつくため極めて重要である.また,近年増加している後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome ; AIDS)の無症候性患者を診療する機会も増加しているため,消化管病変から免疫不全状態を予測,診断することも重要である.
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