特集 病理診断に親しもう!
【総論】
病理検体はこう動く―検体の取り扱い
下 正宗
1,2
1東京勤労者医療会東葛病院・臨床病理科
2東京勤労者医療会東葛病院・検査科
キーワード:
検体採取
,
固定
,
病理検査申込書
,
検体取り違え
Keyword:
検体採取
,
固定
,
病理検査申込書
,
検体取り違え
pp.577-581
発行日 2010年8月15日
Published Date 2010/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101971
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
病理検査は検体採取から始まっている.精度管理という意味では,検体採取以前に,患者の病態把握,治療,治療効果判定のために病理検査が必須であることの検証も重要である.病理検査の検体は必ず侵襲的な方策をとらなければ採取できない.したがって,病理検査に対するインフォームドコンセントもきちんと実施しなければならない.本稿では,この段階以降のことを解説するが,「病理検査をなぜ実施するか」に関しては主治医・担当医としてきちんと理解しておいてほしい.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.