特集 診療所診療とIT
【診療所のIT活用】
在宅医療とIT活用
松井 渉
1
1医療法人三つ葉 三つ葉在宅クリニック
キーワード:
モバイルパソコン
,
携帯電話
,
情報共有
,
サマリ
,
診療の質
Keyword:
モバイルパソコン
,
携帯電話
,
情報共有
,
サマリ
,
診療の質
pp.352-355
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101684
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Case
「診療レポート」による診療の質標準化
診療レポートは患者に手渡して家に残し,家族・介護スタッフにも共有される.
在宅医療は「密室医療」といわれる.また,患者が医師の言葉を,ケアスタッフらほかの人に伝えることが難しい場合もある.たとえば認知症で独居の患者を診察の際,医師がどのような診療を行ったか,本人は離れて暮らす家族に説明できない.しかし,所見や助言内容がきちんと記録に残り,レポートが患者の手元に置かれていることにより,説明責任を果たし,また医師・患者ともに意思決定の質が上がり,診療の質を担保することにつながるのではないかと考えている.
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