特集 肩こりを解きほぐす
肩こり患者の画像診断―整形外科疾患を中心に
岡村 博
1
1みさと健和病院整形外科
キーワード:
頸椎神経根障害
,
椎間孔と椎間腔の狭小
,
脊柱管内構造物
,
骨棘形成
,
なで肩
Keyword:
頸椎神経根障害
,
椎間孔と椎間腔の狭小
,
脊柱管内構造物
,
骨棘形成
,
なで肩
pp.266-270
発行日 2009年4月15日
Published Date 2009/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101661
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診断のつく肩こり
「最近肩こりがひどくて…」「もともとこり性なんですけど…」ということばを患者さんからよく聞かされるが,そのあとに続くこちらのことばは「そうですか.それは大変ですね.さて…」というように受け流していることもありがち.それらのなかには,実は(整形外科的な)診断名がきちんとついて,対応する治療法のある症例が隠れていることもある.まず,interviewのなかからある程度の鑑別をし,理学所見をとって絞り込み,X線で確定診断を得るのが理想ではあるが,読影に自信がないと自分でオーダーすることが躊躇され,つい「整形外科に行ってみてください」となってしまう.
この稿では画像,とくにX線のオーダーのしかた,チェックポイント,典型疾患の画像を提示したい.
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