私的小児科外来診療学入門[17]
便秘の診かた
加藤 英治
1
1福井県済生会病院小児科
pp.960-967
発行日 2008年11月15日
Published Date 2008/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101562
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排便に関する訴えの最後として,便秘を取り上げます.プライマリ・ケアでは,ヒルシュスプルング病のような基礎疾患による器質性便秘はまれで,ほとんどは機能性便秘です.浣腸だけで解決する一過性の便秘から,本人も含め周囲に大きな問題となる重症の慢性便秘まであります.便秘は,産科を退院したばかりの新生児から年長児までありふれた訴えですが,小児科医を悩ます症状です.
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