Editorial
臨床栄養学から見えてきたアルコール問題
伴 信太郎
1
1名古屋大学医学部附属病院総合診療部
pp.885
発行日 2008年11月15日
Published Date 2008/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101540
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栄養学は健康管理に携る者にとっては必須の領域だと思われるが,自分自身がこれまで体系的な教育を受けた記憶もないし,現在の学生のカリキュラムを見てもそれらしい科目はない.しかし,ハリソン内科書では18章のうちのひとつが‘Nutrition’に割り当てられている.そこで,臨床栄養学のABCを纏めておきたいというのが本企画の趣旨である.
さて,高齢,術後などとともにいろいろな栄養素の欠乏に必ずといってよいほど原因としてあがってくるのがアルコール依存症である.
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