JIM Report
「2007年度 第1回アルコール依存症臨床医等研修」参加報告
柳澤 裕子
1
1船橋二和病院内科
pp.72-74
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101330
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ある日,「アルコール依存症臨床医等研修」なるものがあることを医局の掲示板で発見.厚生労働省が通達を出して,都道府県が受講生を募るという形で,毎年久里浜アルコール症センターで行われている研修の募集でした.
アルコール問題については,日常診療の背後に大問題としてあることは重々承知していても,簡単には手が出せず,また依存症の患者を精神科に送っても,「本人にその気がなくて治療できません」と送り返されることが大半で,治療により身体的に改善しても,また飲める体にしているだけで,ことの本質には少しも迫れないという,「治療不全」 状態を繰り返してきました.
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