プロフェッショナリズムについて考えるフォーラム 白衣のポケットの中[9]
会社の事情のために適切な療養を受けられない患者にどう対応すべきか?
大西 弘高
1
,
高橋 賢史
2,3
,
村井 ひかる
4
1東京大学医学教育国際協力研究センター
2出雲市民病院
3出雲家庭医療学センター家庭医療科
4佐久総合病院総合診療科
pp.894-898
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101247
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経済活動のグローバリゼーションの影響により,海外と日本を頻繁に行き来する会社員たちが増加しています.世界を飛びまわる多忙なビジネスマンが,さまざまな健康問題を抱えて,私たちの診察室にやって来ることも珍しくありません.彼らを診察する時には,ワールドワイドな視点に立ったアプローチが必要となります.また世界規模の企業競争を勝ち抜くために,会社は過酷な労働を社員に要求してきます.今回は一時帰国中の海外駐在社員が,会社の事情のために適切な療養を受けられない場合に,医師はどのように対処したら適切かという問題を取り上げます.
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