特集 今そこにあるHIV感染症
HIV感染症の病態生理と診断検査法
白阪 琢磨
1
Takuma Sirasaka
1
1国立病院機構大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター
キーワード:
HIV感染症
,
AIDS指標疾患
,
ライフサイクル
,
抗体検査
,
急性期の診断
Keyword:
HIV感染症
,
AIDS指標疾患
,
ライフサイクル
,
抗体検査
,
急性期の診断
pp.748-753
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101015
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
わが国において,HIV(human immunodeficiency virus)感染症はもはや稀な疾患ではなくなった.2003年に新規に発見されたHIV感染症患者は約1,000人に及ぶ時代となった.HIV感染症が広がり続ける原因として,人々がHIV感染を他人事と考えている点があげられる.この意識は,一般診療においても同様であるかもしれない.
本稿ではHIV感染症の病態生理の要点,HIVの自然史(ライフサイクル),HIV感染症の診断検査法について述べる.HIV感染症の理解と診療に役立てていただきたい.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.