特集 意外と知られていない⁉ 自科の常識・他科の非常識
第5章:感染症
HIVスクリーニング検査で陽性となっても慌てずに確認検査を実施する
村松 崇
1
1東京医科大学病院臨床検査医学科
キーワード:
HIV感染症
,
抗体検査
,
偽陽性
,
急性HIV感染
Keyword:
HIV感染症
,
抗体検査
,
偽陽性
,
急性HIV感染
pp.518-521
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_518
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ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)感染症の検査はスクリーニング検査と確認検査を組み合わせることによってなされる.感度・特異度が100%ではないため,そのような対応が必要となる.実際の臨床では,スクリーニング検査の結果のみで陽性と判定され紹介されることも(最近は少なくなったが)散見される.HIV感染症の診断は患者や家族などへの影響が大きいものであり,診断は正確に行い,不要な負担を強いることは避けなければならない.
© Nankodo Co., Ltd., 2021