特集 地域で医師を育てる 地域保健・医療研修で何をするか
地域の指導医が語る
診療所で私はこう教えたい
藤原 靖士
1
1月ヶ瀬村国民健康保険直営診療所
pp.418
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100890
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教育活動を行うようになったきっかけ
私自身は,学生実習は受け入れているが,まだ研修医の研修には関わっていない.
自分の立場では,診療所での学生実習を引き受けるのは必然だと思っている.そもそも,「過疎地の診療所で仕事がしたい→自分だけで終わらないよう仲間を増やしたい→学生に自分の活動を伝えたい→実習を受け入れる→過疎地での医療に参加する医師の増加→自分だけでない普遍的な僻地・過疎地医療の充足」とつながっている.また,学生時代に見学・実習をさせていただいた診療所への恩返しの気持ちもある.
実際に実習を受け入れてみると,学生に教えるために改めて勉強したり,学生の新鮮で鋭い意見が聞けるので,とても勉強になる.
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