特集 卒後臨床研修の必修化を控えて
【新しい卒後臨床研修の枠組み】
研修医の労働環境―研修医の処遇について
北村 聖
1
1東京大学医学教育国際協力研究センター
キーワード:
新研修制度
,
労働時間
,
給与
,
アルバイト
,
労働環境
Keyword:
新研修制度
,
労働時間
,
給与
,
アルバイト
,
労働環境
pp.437-440
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100610
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卒後臨床研修の必修化に伴い,研修医の労働環境についても多くの議論がなされている.概して,研修医のおかれている労働環境は過酷すぎる,あるいはギルド的な医局という構造のなかで前時代的であるといった論調が多く,必修化に伴い明るく開かれた民主的なものにすべきであるというものである.なかでも,研修医の強制配置の廃止と,アルバイトをしなくともよい待遇(すなわちアルバイトの禁止)が大きな柱として取り上げられ,社会的にも注目されている.本稿では,これらの問題を中心に考察した.
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