特集 卒後臨床研修の必修化を控えて
【新しい卒後臨床研修の枠組み】
研修医の評価と修了認定
徳田 安春
1
,
宮城 征四郎
2
1沖縄県立中部病院内科
2沖縄県立中部病院
キーワード:
研修医手帳
,
臨床研修修了証
,
研修医指導医評価委員会
Keyword:
研修医手帳
,
臨床研修修了証
,
研修医指導医評価委員会
pp.433-436
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100609
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新医師臨床研修制度
検討ワーキンググループの検討事項
厚生労働省医政局医事課において立ち上げられたワーキンググループより,研修医の評価と修了認定について検討された案(新たな医師臨床研修制度の在り方について)がすでに発表されている(平成14年10月22日付).下記にその要点をまとめた.
臨床研修の記録および評価について
1)研修医手帳を作成し,研修医に研修内容を記入させ,病歴や手術の要約を作成させるよう指導することが望ましい.
2)指導医は,担当する診療科での研修期間中,研修目標の到達状況を適宜把握すること.
3)プログラム責任者は,研修医の目標到達状況を適宜把握し,研修医が修了時までに到達目標を達成できるよう調整を行うとともに,研修管理委員会に研修目標の達成状況を報告する.
4)病院長は,研修管理委員会が行う研修医の評価の結果を受けて,研修修了証を交付する.
5)病院長は,研修管理委員会による評価の結果,研修医が臨床研修を修了していると認めないときは,当該研修医に対して,その理由を付して,その旨を文書で通知する.
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