JIM Report 【ありのままの米国臨床留学記①】
憧れ,不安,そして進歩の実感
松永 直久
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1UCLA-Affiliated Program in Infectious Diseases
1UCLA-Affiliated Program in Infectious Diseases
pp.228-232
発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100257
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“I've learned a lot here.Thank you,Dan”ニューヨークを去る日.3年間の内科研修でいちばんお世話になったDr. Petersonとhugして感謝とお別れの挨拶(図1).苦しかったインターン時代の日々など,さまざまな思い出が頭をよぎりました.
3年間で多くのことを学んだのは間違いありません.しかし,日本で研修医をしていた時に夢見ていた米国での臨床研修の姿は,過大評価していた部分もありました.私の経験など,広い米国のなかでのニューヨークという一都市,さらにそのなかにある1つの病院(図2)でのことにすぎないので,「米国の」と普遍化することは決してできません.ただ,私の研修体験の「ありのまま」を綴ることで,米国の研修制度や医療システムの「一端」を,この場を借りてお伝えできればと考えています.
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