昨日の患者
憧れの両親
中川 国利
1
1宮城県赤十字血液センター
pp.970
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105161
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- 文献概要
良しにつけ悪しにつけ親の生き方を見て,子供は育つ.両親の睦まじい姿に理想の夫婦像を見出し,逝く父親に誓いを立てた娘さんを紹介する.
50歳代後半のOさんは3年前に胃癌で手術をしたが,癌性腹膜炎をきたして定年前に職を辞した.そして奥さんも一緒に過ごす時間を大切にするため,30年以上勤めた職場を退職し,自宅で献身的に夫を看護した.しかしながら家庭での介護に限界が生じ,ターミナルケアを目的に再入院した.
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