Urological Letter・566
陰嚢水瘤の吸引法に対する筆者の意見
pp.478
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904628
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Dr.Bielが今年の早い頃に本レターに書いた陰嚢水瘤の無痛性吸引法を読んだ.Dr.Bielは吸引操作中,患者さんに痛みを与えないようにと,バタフライ針を使うと書いている.しかし,筆者は本来のneedle-and-syringe techniqueの変法を行っている.麻酔医が用いている静脈用カテーテルを用いるのである.すなわちフレキシブルなシースをかぶせた太いbore針を用いて行うのである.
血管へ入れるに当たって,針とそのシースを静脈内に入れ,次に針を抜きながらプラスティックシースを静脈内へ進める.こうすることによって静脈壁を穿孔することなく静脈中に太い直径の管を入れることができるわけである.
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