Japanese
English
特集 Female urology
女性の間欠的自己導尿
Clean intermittent catheterization in female patients
岩坪 暎二
1
Eiji Iwatsubo
1
1北九州古賀病院排泄管理指導室
キーワード:
女性の自己導尿
,
低圧完全排尿
,
QOL向上へのギフト
Keyword:
女性の自己導尿
,
低圧完全排尿
,
QOL向上へのギフト
pp.731-735
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100732
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要旨 自己導尿は,排尿困難感の軽減,既存尿路感染症の改善,尿失禁の治療,留置カテーテル弊害の回避によって,対象者のQOLを高める効用が大きい。女性尿感染率は入院無菌間欠導尿期間中33.4%,自己導尿期間中29.4%,外来通院中は30%に定着した。自己導尿に伴って尿感染が起こることに慎重論と楽観論があるが,自己導尿の効用は感染予防よりも低圧排尿効果であり,早めの導尿と尿を取り残さないことが大切である。導尿指導の成否は,患者に信頼されることから始まり,女性の適応原因のほとんどが神経因性膀胱障害であることから,膀胱機能とADL能力に関して個々人に合わせた工夫も必要である。
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