学会印象記
第1回日中泌尿器科学会議
岩村 正嗣
1
1北里大学医学部泌尿器科
pp.784-785
発行日 1997年9月20日
Published Date 1997/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904417
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最近の日本の主要学会の大型化と国際化には目をみはるものがある。横浜で開催された先の泌尿器科学総会でも一般演題に混じって英語で発表する外国人参加者の姿が数多く見受けられ,とかく閉鎖的であった従来の学会から脱却し国外へも広く目を向けることの重要性を再認識させられた。このような中で,隣国である中国との泌尿器科レベルでの国際交流を計ることを目的に,町田豊平・東京慈恵会医科大学名誉教授と那彦群・北京医科大学教授が中心となって日中泌尿器科学会議が企画され,その第1回会議が去る5月23日から西安と北京で開催された。
今回の会議の日本側出席者は,団長の町田豊平先生,副団長の秋元成太先生,岡田清己先生,三木 誠先生,松島正浩先生,東原英二先生,岡本重禮先生,馬場志郎先生,そして私の9名であった。5月22日,肌寒く小雨模様の成田を出発し,約4時間の快適なフライトの後に快晴の北京国際空港に到着した。北京はとても暑く,気温は31度にも上った。バスで北京市内へと向い,広大な天安門広場と天壇公園を観光した。
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