学会印象記
「第1回世界小児泌尿器科学会議」に参加して
寺島 和光
1
1聖マリアンナ医科大学腎泌尿器外科
pp.74-75
発行日 2011年1月20日
Published Date 2011/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102194
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2010年5月27日から31日まで,World Congress of Pediatric Urologyという学術集会が米国サンフランシスコで開催された。本会には世界の各地域にある小児泌尿器科関連学会のうちの11学会が参加したが,アジアからは私もその設立に関わったAsia Pacific Association of Pediatric Urologyも名前を連ねた。参加者は57か国から600名以上とのことであり,演題数は口演・ポスター・ビデオが231題,講演・パネルディスカッションなどが13題,一部は直後に行われた米国泌尿器科学会とのjoint meetingであった。米国からの発表が多く,なかなかの盛況であった。全体としてはlaparoscopic surgeryの演題が多いのが目立ち,robotic surgeryの報告も少なくなかった。ここでは次の3点について,日本の現況と対比しつつ学会の印象を簡単に述べたい。
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