学院便り
富山県立中央病院附属高等看護学院
苗加 智枝
pp.53-56
発行日 1953年10月15日
Published Date 1953/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909429
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学びの窓の朝夕に雄々し立山仰ぎつつ燃ゆる生命を真白なる衣に秘めて……
今しも流れくる若々しい歌声,ここ北陸の中枢富山市の一廓,はるか前方に峙てる霊峰立山の雄姿を仰ぎつつ,我が学び舎はクリーム色の瀟洒とした姿を,緑一色の中にくつきりと浮き立たせて建つています。学院歌そのままの,青春に富める若人達が,やがて愛の燈火を捧げ持たんがために日夜看護の術を磨き科学の道にいそしむ眞劍さは,創立以来日尚浅いとは言え,古い伝統を持つ他の学院の方々に勝るとも決して劣らないものがあることを確信いたします。
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