病院めぐり
国立京都病院泌尿器科
奥野 博
pp.1097
発行日 2002年11月20日
Published Date 2002/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903664
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国立京都病院は,京都市南東部(伏見区:人口約40万人)に位置し,病院のすぐ北側には名神高速道路が走っています。京都駅(JR)からは車で約15分,京阪電車を利用の場合は「藤森駅」下車徒歩約7分のところにあります。近郊には小野小町ゆかりの随心院,藤森神社,伏見稲荷神社,伏見桃山城,桃山御陵,桜で有名な醍醐寺など歴史ゆかりの地が散在しています。
当院の前身は京都陸軍病院であり,戦後昭和20年より国立京都病院として新たな出発を迎えました。現在,診療科は14科で,特殊センター6施設,および臨床研究部を擁しています。入院定床は600床,1日の外来平均患者数は1,300人です。当院は所在地である伏見区および近郊の宇治市,城陽市,大阪府北摂地域の中核病院であり,特に本年6月からは伏見医師会に加盟する診療所・病院231か所と,患者様の利便性の向上を目指し,地域医療連携の体制をスタートさせました。病院内に地域医療連携室を設け,将来は地域の上記施設と光ファイバーで結び医療情報の共有化を進めていきます。これにより,当院への診療や検査を直接予約できるようになり,患者様の予約待ちや診療待ちの時間が大幅に短縮されることが期待されます。また積極的に「逆紹介」を行い,二次診療を行う病院としての役割分担を明確にし,診療内容の充実をはかっています。
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