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特集 腹腔鏡下前立腺全摘除術
腹腔鏡下前立腺全摘除術—バルーンによるRetzius腔の展開
Dissection of Retzius cavity with balloon in laparoscopic radical prostatectomy
川喜田 睦司
1,2
,
室田 卓之
1
,
松田 公志
1
Mutsushi Kawakita
1,2
,
Takashi Murota
1
,
Tadashi Matsuda
1
1関西医科大学泌尿器科
2現:神戸市立中央市民病院泌尿器科
キーワード:
前立腺全摘除術
,
腹腔鏡手術
,
Retzius腔
Keyword:
前立腺全摘除術
,
腹腔鏡手術
,
Retzius腔
pp.497-501
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903570
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Guillonneauらが確立した腹腔鏡下根治的前立腺全摘除術(Montsouris法)はすべての操作を腹腔内より行うが,腹腔内の合併症や膀胱損傷の危険がある。そこで経腹膜的に精嚢を剥離した後は腹膜外で操作する方法を考案した。Retzius腔を腹膜外よりPDBTM system dissec-tion balloon(タイコ ヘルスケア ジャパン社製)にて剥離し,穿刺部位を変えずにトロカーを腹膜外へ挿入し直す。以後の操作はMontsouris法に準じて行う。この方法により長時間にわたる過度のTrendelenburg体位を避け,腹腔内合併症を少なくすることができる。
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