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特集 腹腔鏡下前立腺全摘除術
腹腔鏡下前立腺全摘除術—Montsouris法とわれわれの工夫点
Laparoscopic radical prostatectomy:The Montsouris technique and our improvement points
川端 岳
1
,
原 勲
1
,
守殿 貞夫
1
Gaku Kawabata
1
,
Isao Hara
1
,
Sadao Kamidono
1
1神戸大学大学院医学系研究科器官治療医学講座腎泌尿器科学分野
キーワード:
腹腔鏡下前立腺全摘除術
,
Montsouris法
Keyword:
腹腔鏡下前立腺全摘除術
,
Montsouris法
pp.503-509
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903571
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本邦における限局性前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺全摘除術は,1999年12月から開始された。我々の施設でも2000年4月から本法を開始し,現在までの間に37名の患者に行っている。手術法は後腹膜到達法で行った1例以外Montsouris法に準じ,2本の10mmと3本の5mmの計5本のトロカーを用いて経腹腔的に手術を行った。全例において開腹手術への移行はなかったが,1例のみ術後2か月目に絞扼性イレウスのため再手術を行った。術後の回復や術後排尿状態は満足できる状態であった。本稿では現在われわれが行っている手術手技といくつかの重要な工夫点を述べる。
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