Japanese
English
特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
体腔鏡下前立腺全摘除術を安全に行うために
Safe performance of laparoscopic radical prostatectomy
寺地 敏郎
1
Toshiro Terachi
1
1東海大学医学部外科学系泌尿器科学
キーワード:
体腔鏡下手術
,
前立腺全摘除術
,
前立腺癌
Keyword:
体腔鏡下手術
,
前立腺全摘除術
,
前立腺癌
pp.691-695
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100378
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨 前立腺の周囲には直腸や閉鎖神経,外腸骨静脈など,重要な解剖学的構造がある。また,前立腺は腎とは異なり膀胱や尿道(括約筋)との連続した解剖学的構造の中にある。こうした状況下での体腔鏡下前立腺全摘除術は,鉗子の先のわずかな動きの誤差が周術期成績はもちろん,制癌性,QOLのコントロールに重大な結果を招く手術である。加えて,膀胱尿道吻合や深部での止血操作に柔軟に対応できる体腔鏡下での縫合操作を要求される。その安全な施行のためには詳細な解剖の理解と日頃の練習と同時に,器具,機材の選択も重要な要素である。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.