小さな工夫
前立腺肥大症ステント治療における前立腺尿道長の簡潔な測定法
森 久
1
,
安井 融
2
1名古屋徳洲会総合病院泌尿器科
2名古屋徳洲会総合病院ME科
pp.184-185
発行日 2002年2月20日
Published Date 2002/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903452
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今日,前立腺肥大症の治療法の一つである尿道ステント治療は,安金性,簡便性,有効性に優れ,適応の幅を急速に広げつつある。
治療時,ステントの長さを決定するには,一般的に尿道造影を行い,そのX線写真より前立腺尿道長を計測し決定している(図1a)。しかし,実際は三次元の尿道を二次元のX線写真に変換することや,膜様部尿道を同定するのに困難な場合もあり正確さを欠く。そこで,正確な前立腺尿道長を計測する方法が必要であると考えた。
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