増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて
Ⅳ.術後合併症とその管理
4.消化管系
術後イレウス
飯泉 達夫
1
Tatsuo Iizumi
1
1帝京大学医学部泌尿器科
pp.296-298
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903239
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1 はじめに
何らかの原因で腸管内容の肛門側への輸送が障害されることによって生じる病態をイレウスまたは腸閉塞と呼んでいる1)。泌尿器科手術の術後にイレウスとなる頻度はそれほど高いものではないが,術後イレウスは迅速な治療を必要とし,手術そのものの結果をも左右しかねない重要な術後合併症の1つである。
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