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セミナー 泌尿生殖器におけるバイオマーカーの新展開・2
尿路上皮癌の新たなバイオマーカーの発見に向けて
Toward the Discovery of Novel and Useful Biomarkers for the Evaluation of Urothelial Cancers
羽渕 友則
1
Tomonori Habuchi
1
1秋田大学医学部泌尿器科
キーワード:
分子生物学
,
尿路上皮癌
,
ポストゲノムプロジェクト
Keyword:
分子生物学
,
尿路上皮癌
,
ポストゲノムプロジェクト
pp.145-152
発行日 2001年2月20日
Published Date 2001/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903140
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近年,分子生物学の発展も相俟つて非常に多くのバイオマーカーあるいは分子マーカーと呼べる候補が出現してきた。尿路上皮癌の診断や治療方針の決定にもこういったバイオマーカーを用いる試みが盛んに行われている。さらには,マイクロアレイに代表される最近のテクノロジーの発展に伴い,バイオマーカーに関する情報は膨大な量になる可能性がある。最近のバイオテクノロジーの発展は大規模なラボと企業が主役であるが,どのバイオマーカーが臨床の場で有益で本質的なものかを見極めるのはわれわれ臨床家の役目であろう。より多くの臨床泌尿器科医にこの分野への関心を待っていただけると幸いである。
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