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第5土曜特集 内視鏡医学のすべて――各領域における診断・治療の進歩
泌尿器
尿路上皮癌に対する光力学診断を用いた尿路内視鏡手術
Photodynamic diagnosis-assisted transurethral endoscopic surgery for urothelial carcinoma
三宅 牧人
1
,
藤本 清秀
1
Makito MIYAKE
1
,
Kiyohide FUJIMOTO
1
1奈良県立医科大学附属病院泌尿器科
キーワード:
膀胱癌
,
腎盂癌
,
尿管癌
,
尿路上皮癌
,
光力学診断(PDD)
Keyword:
膀胱癌
,
腎盂癌
,
尿管癌
,
尿路上皮癌
,
光力学診断(PDD)
pp.1307-1313
発行日 2023年9月30日
Published Date 2023/9/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu286141307
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昨今の癌医療の進歩はめざましく,感度の高い早期診断ツール,低侵襲を目指した治療,新規薬物の開発などによって癌患者の予後とquality of life(QOL)は改善しつつある.わが国で,経口5-アミノレブリン酸塩酸塩(5-ALA)を使用したイメージング技術が “経尿道的膀胱腫瘍切除術時における筋層非浸潤性膀胱癌の可視化” を目的として使用されはじめて5年以上が経過した.泌尿器科領域における蛍光イメージング診断技術に関する興味はますます膨らんでくるものと推察され,臓器横断的な応用・普及の動きは加速している.本稿では,光力学診断(PDD)の原理からはじめ,膀胱癌に対するPDD,上部尿路癌に対するPDD,そしてPDDの将来展望について概説する.
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