小さな工夫
当院で行っている膀胱電子スコープ検査法
安士 正裕
1
,
小野 剛
2
1町立大森病院泌尿器科
2町立大森病院内科
pp.84-85
発行日 2000年1月20日
Published Date 2000/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902836
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近年,国内において軟性膀胱鏡が普及し,その優位性については既に周知のことと思われる。筆者らは,当施設において1997年9月から軟性型膀胱鏡検査を導入し,検査方法として当施設なりの様式を確立し,現在では外来標準検査となっている。本稿では,筆者らが行っている工夫と軟性鏡を使用する優位性について述べる。
当施設の膀胱鏡検査器材は,ビデオスコープ(オリンパス社製CYF type200),ビデオシステム(システムセンター:CV−240),光源装置(CLV-U40D),カラービデオプリンターを備えている。検査数は月間約20件と頻度は高くないが,これまでの総検査数は400件以上になり,尿管ステント留置1)やマイクロ波止血術などを代表とした治療手技を約40件行っている。検査法の概要は以下のごとくである(図)。
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