手術手技 基本手技・3
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内藤 克輔
1
,
野々村 克也
2
,
原林 透
2
1山口大学医学部泌尿器科
2北海道大学医学部泌尿器科
pp.221-223
発行日 1999年3月20日
Published Date 1999/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902531
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私は腎細胞癌に対しては,基本的には経腹膜的アプローチにてリンパ節郭清を含む根治的腎摘除術を行っているが,腎部分切除術などのnephronsparing surgeryを計画した場合や転移症例での腎摘除術の場合には後腹膜的アプローチを用いている。この場合のアプローチ法は基本的には川喜田先生の「新しい試み」と同様である。川喜田先生の論文は詳細にかつ実際的に書かれており,あえて付記することはないが,気付いた点を2,3述べる。
(1)体位のとり方や患者の固定法は全く同じである。ただし,手術台をローリングし半臥位にする。
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