海外事情
ブラジル・アマゾン川河口都市「ベレン」の泌尿器科医たち
大橋 正和
1
1東京歯科大学総合病院泌尿器科
pp.797-799
発行日 1998年9月20日
Published Date 1998/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902426
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私は1997年12月初めから1998年1月末までの2か月間,ブラジル・アマゾン川河口都市のべレンに滞在する機会を得ました。JICA(国際協力事業団)の取り計らいで,1980年より南米日系人若手医師の慶應義塾大学病院での医学研修が行われています。泌尿器科学教室にも,1987〜1988年にベレン在住の若い日系ブラジル人医師,アルフレッド本多先生が研修に来ました。慶應義塾大学病院でのレシデント時代に,私は彼とともに働く機会を持ちました。彼は研修に十分満足して,「今度は是非ブラジルに来て下さい」と言って帰っていきました。
今回,東京歯科大学市川総合病院泌尿器科の畠亮教授のご許可と,医局の方々のご厚意の下に海外出張をさせていただくことになり,私は迷わずブラジルを出張先に選びました。そしてアルフレッド本多先生の住むベレンに2か月滞在し,泌尿器科をはじめとする医療をみてきました。
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