病院めぐり
大阪厚生年金病院泌尿器科
小出 卓生
pp.795
発行日 1998年9月20日
Published Date 1998/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902425
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大阪厚生年金病院は,戦後の傷痍軍人医療を目的に,厚生年金事業団の翼下の7病院の1つとして昭和27年に誕生した。その後,昭和32年には総合病院に認定され,つごう4回の改築・新築を経て現在に至っている。当院は,大阪市北西部のJR環状線「福島駅」,JR東西線「新福島駅」から徒歩数分の都市部に位置し,近年の病院機能の分担化に伴い,地域医療支援中核病院へとその役割を変えながら発展しつつある。診療科は,内科,外科,整形外科,脳神経外科,循環器科,小児科,産婦人科,泌尿器科,皮膚科,形成外科,眼科,耳鼻咽喉科,精神神経科,神経内科,放射線科,麻酔科,口腔外科を擁し,これに加えて人間ドック,救急医療も行っている。医師数は,常勤医師84名,非常勤医師14名,研修医22名の総勢120名で,病床数は571床を数える。
泌尿器科は昭和41年に初代柏井部長のもと,大阪大学医学部泌尿器科関連基幹病院として開設され,当時の先進的な尿路変向術をはじめとする多彩な泌尿器科診療を通じ,多くの尊敬する先輩泌尿器科医を輩出している。
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