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特集 泌尿器科領域における分子生物学の臨床応用:診断編
前立腺癌の分子生物学的診断—分子生物学的手法による前立腺癌の病期診断と予後予測
Staging and Prediction of Prognosis for Prostate Cancer Using Molecular Biology Technique
赤倉 功一郎
1
,
古谷 雄三
1
,
伊藤 晴夫
1
Koichiro Akakura
1
1千葉大学医学部泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
前立腺特異抗原(PSA)
,
アンドロゲンレセプター
Keyword:
前立腺癌
,
前立腺特異抗原(PSA)
,
アンドロゲンレセプター
pp.195-203
発行日 1998年3月20日
Published Date 1998/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902250
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前立腺癌の病期診断や予後予測に役立てる目的で分子生物学的技術が応用されるようになった。末梢血液中や骨髄,所属リンパ節中の癌細胞を証明するために,前立腺特異抗原(prostate specific antigen:PSA)のメッセンジャーRNAをRT-PCR(reverse transcriptase-polymerase chain reaction)によって検出することが試みられている。アンドロゲンレセプター遺伝子中のCAGおよびGGC反復の数と前立腺癌の発症の危険度や進行度が関連すると報告された。また,アンドロゲンレセプターのステロイド結合領域の遺伝子変異がアンチアンドロゲン除去症候群の原因の1つであることが示唆された。
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