病院めぐり
松阪中央総合病院泌尿器科
丸山 良夫
pp.527
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902101
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松阪は"松阪牛"で全国的に有名であるが,蒲生氏郷,本居宣長などが活躍した歴史の町でもある。また,南北に長い三重県のほぼ中央にあり,海は伊勢志摩,熊野に近く,背後には秘境の名にふさわしい大杉谷,大台ケ原などの山塊が迫まり,仕事にも遊びにも申し分のない土地である。
この地に松阪中央総合病院は1961年7月1日に一般病棟132床,結核病棟80床の計212床で発足し,泌尿器科も常勤1名で同時に開設された。1975年に胸部外科,1985年に麻酔科,1987年に神経内科,1989年に精神神経科を新設し,現在16科,489床で地域の中核病院としての重責を果たしている。1977年には厚生省より臨床研修病院の指定を受け,現在7名の研修医を受け入れており,常勤医と合わせて57名で日常の診療に当たっている。1961年以来,数度の増改築を重ねてきたが,当院も築後36年となり施設の老朽化,また患者さんの入院生活の快適性という点で問題が生じてきており,本年4月1日に,掲載の写真のごとく新病院に移転した。
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