連載 この養成所のここが気になる!・3
松阪看護専門学校
西 泉
1
,
池西 靜江
2
1松阪地区医師会松阪看護専門学校
2Office Kyo-Shien
pp.390-401
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201952
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このたびの指定規則の改正では、指定規則に則りつつも、弾力的なカリキュラムの運用が可能となりました。各養成所では、地域に必要とされる人材育成に向けて柔軟なカリキュラムを編成することが期待されています。そこで、この連載では、地域の特性や設立母体の要請をふまえ、特徴的なカリキュラム編成をされた養成所をいくつか紹介します。
第3回は、松阪看護専門学校に登場いただきます。
人口約16万人〔令和2(2020)年調査〕の松阪市。伊勢市と津市の間に位置し、松阪牛でも有名です。この地域の保健・医療・福祉に貢献する事業に取り組むのが、松阪看護専門学校の設立母体である松阪地区医師会です。このたびのカリキュラム改正で、地区医師会の活動をどう看護基礎教育に取り入れ、どのような看護実践者を育成しようとされているのか、とても興味深いです。
今回、副校長の西泉先生には、①松阪地区医師会の事業をカリキュラム改正にどう取り入れたか、②地域・在宅看護論の講義・演習・実習の具体例、③学校が掲げる教育目標の1つ、「地域の特色とニーズを把握し、地域の中で活動できる基礎的能力を養う」を達成するためにどのようなカリキュラムを編成したか、の3点についてお尋ねしたいと思っています。地域の特性をふまえ、地域に貢献できる人材育成をめざす養成所が多いなか、松阪看護専門学校の取り組みはとても参考になるものと考えています。
Office Kyo-Shien代表 池西 靜江
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