病院めぐり
上尾中央総合病院泌尿器科
村松 弘志
pp.897
発行日 1992年10月20日
Published Date 1992/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900711
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私達の勤務する上尾中央総合病院は,埼玉県南部に位置する人口約20万人の地方都市で,都心まで高崎線で25分の近距離にあり,都内に通勤する人々のベッドタウンとして近年著しい発展,開発が行われている都市です.このような状況下に駅より徒歩3分の好立地条件に恵まれた病院は,病床数450床,関連病院16病院を数える一大総合病院であります.
しかしながら,この病院に泌尿器科が開設されたのは1989年6月のことで,開設してからの歴史は浅くようやく4年目を迎えようとしています.開設にあたっては,私共の母校である帝京大学付属病院泌尿器科学教室主任教授の梅田隆教授を始めとして,医局員の先生方の御助力によるものであります.帝京大学病院の関連病院として開設した当初の2年間は,一人医長として外来,病棟,手術,術後管理と今考えてみるに多忙を極め大学病院との一致協力した応援体制がなければ,ここまでの発展はなかったのではと思っております.1991年度より医局員も2名に増え,ようやく泌尿器科としての基礎ができ,最近では外来の患者さんとのコミニュケーションも円滑にできるようになってきており,地域医療に貢献するという面において根を下ろしたという感があります.
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