合併増大号 今月の臨床 性ステロイドホルモン研究の最前線と臨床応用
臨床総論 : 製剤の種類と特徴
アンドロゲン製剤
七尾 道子
1
,
秋下 雅弘
1
1東京大学大学院医学系研究科加齢医学
pp.53-60
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208932
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●血中アンドロゲンは加齢とともに減少し,いわゆる男性更年期障害としてさまざまな病態を呈するが,個人差が大きい.
●朝の血清遊離テストステロン濃度8.5pg/mL未満でアンドロゲン補充療法を検討する.
●日本では製剤が限られ,2〜4週ごとのエナント酸テストステロン注射が基本である.
●除外基準は必ず確認し,効果と副作用発現に注意しながら治療継続する.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.