Coffee Break
前立腺肥大症の早期診断と超音波検査
山崎 春城
pp.61
発行日 1996年3月30日
Published Date 1996/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901722
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中高年齢男子の排尿困難では前立腺肥大症が多くみられる。したがって,こうした患者では直腸診で診察して,前立腺が大きく腫大していない場合でも,肥大症と診断し,安易に治療を開始し,また漫然と投薬を続けていることも多いのではないでしょうか。
最近,肥大症治療の中でwatchful waitingが話題になっていますが,肥大症の症状が自然に軽快したり,あるいはいつも経時的にその症状が増悪するとは限らないことなどは,早期治療を不要とし経過観察を治療選択のひとつとする根拠と思われます。
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