病院めぐり
広島赤十字・原爆病院泌尿器科
宮崎 徳義
pp.173
発行日 1996年2月20日
Published Date 1996/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901691
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当院は,広島市の中心部(爆心地付近)より約1.5Km南に位置し,近くには広島大学本部のキャンパス(H7年3月東広島市に移転),国道2号線,さらに南には瀬戸内海の玄関である宇品港を控え,地域の中心的総合病院として機能し,医師の研修病院,看護婦その他の実習病院さらに赤十字病院の使命として国内外における医療援護に備え,病院の運営が行われています。当院は1939年日本赤十字社広島支部病院として開院1943年広島赤十字病院に改称,1945年8月には,原子爆弾による多数の職員・看護学生の犠牲者を出しながらも,堅固な建物がどうにか残り,周り一面の焼け野原のなか,真剣かつ献身的な先達の救護により県民の心のシンボルのひとつになっています。1956年には構内に広島原爆病院が開院し,1988年には両病院が統合された広島赤十字・原爆病院となり現在に至っています。16診療科,総病床数714,医師数91の構成となっています。
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