画像診断
下大静脈への高度の圧排を示した副腎外褐色細胞腫の1例
岡崎 浩
1
,
中村 敏之
1
,
加藤 宣雄
1
1足利赤十字病院泌尿器科
キーワード:
褐色細胞腫
,
下大静脈閉塞
Keyword:
褐色細胞腫
,
下大静脈閉塞
pp.507-509
発行日 1995年6月20日
Published Date 1995/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901538
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患者 69歳,男性。
主訴 腹痛。
既往歴 特記すべきことなし。
合併症 前立腺肥大症。
現病歴 1993年11月上旬より右側腹部痛出現し11月26日,当院内科受診。腹部超音波検査,腹部CTスキャンにて右腎上極に接し腫瘍を認められたため精査目的にて当科紹介受診となる。
入院時現症 体格栄養中等度,脈拍72/分,血圧160/80mmHg,軽度の便秘あり,頭痛なし,眩暈,動悸の訴えなし,腹壁より腫瘤触知せず。
入院時検査所見 血液生化学所見異常なし,耐糖能異常なし,尿検査異常なし
内分泌検査所見
血中アドレナリン327(100pg/ml>)
ノルアドレナリン1696(100-450pg/ml)
ドーパミン 25(20pg/ml>)
ACTH,コルチゾール,PRA,
アルドステロン:正常値
尿中アドレナリン 228(3-15ug/日)
ノルアドレナリン549(26-121ug/日)
ドーパミン 688(190-740ug/日)
メタネフリン 3.64(0.05-0.23mg/日)
ノルメタネフリン1.86(0.07-0.26mg/日)
VMA 12.6(1.3-5.1 mg/日)
HMA 4.8(1.5-6.6 mg/日)
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