画像診断
再発性褐色細胞腫の1例
東野 一郎
1
,
福士 剛彦
1
,
対馬 伸晃
1
,
西村 祥二
1
,
渡辺 伸一郎
1
,
山谷 金光
1
1弘前大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
画像診断
,
褐色細胞腫
Keyword:
画像診断
,
褐色細胞腫
pp.171-174
発行日 1991年2月20日
Published Date 1991/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900267
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者 22歳,女性.
主訴 動悸.
初診 1985年7月13日.
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 1984年夏頃より時々動悸を認め,翌年6月頃より頭痛も出現したため近医を受診し,当科を紹介された.右副腎褐色細胞腫の診断にて1985年8月右副腎摘除術を施行し,術後,血圧および血中,尿中カテコラミンは正常化した.1987年夏頃より血中カテコラミンが再び上昇しはじめ,血圧も時々高めを示し,精査目的にて1990年2月再入院した.
検査所見 血圧140/80mmHg,時に160/100mmHg程度まで上昇.血液一般,血液生化学,尿所見とも特に異常なし.血中ノルエピネフリン3418pg/ml,血中エピネフリン88pg/ml,血中ドーパミン98pg/ml.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.