増刊号特集 泌尿器科病棟マニュアル—ベッドサイドの検査と処置・私はこうしている
術前・術後1週間の患者管理
尿路変向術
佐々木 昌一
1
,
林 祐太郎
1
,
山田 泰之
1
1名古屋市立大学医学部泌尿器科学教室
pp.165-169
発行日 1995年3月30日
Published Date 1995/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901473
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
尿路変向術は,もっとも泌尿器科らしい手術のひとつである。ひとくちに尿路変向といっても,尿管皮膚瘻術,回腸・結腸導管術のように,失禁型のストマを造設されるものや,コックパウチ,マインツパウチ法のように非失禁型のストマをもつもの,消化管を用いて代用膀胱を作り,尿道に吻合し自排尿可能にするもの,あるいは経皮的腎瘻術のような開腹を必要としない手術まで含め,様々なものがある。本稿は術前術後の患者管理を目的とするので,回腸(結腸)導管術を中心に述べる。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.