増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅴ.術前・術後1週間の患者管理
尿路変向術
笠岡 良信
1
,
筧 善行
2
Yoshinobu Kasaoka
1
,
Yoshiyuki Kakehi
2
1国家公務員共済組合連合会高松病院泌尿器科
2香川医科大学泌尿器科
pp.281-287
発行日 2002年3月30日
Published Date 2002/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904619
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1 はじめに
尿路変向術は通常膀胱全摘除術や骨盤内臓全摘除術などに伴って施行される。したがって尿路変向に伴う合併症とともに根治術に伴う合併症の発生頻度も相対的に高く,周術期の管理は細心の注意が必要になる。この稿では永久尿路変向術として頻度の高い尿管皮膚瘻術および回腸導管造設術,インディアナパウチなどの結腸・回腸利用非失禁型尿路変向術(continent urinary reservoir:CUR)患者の周術期管理について解説する。
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