増刊号特集 泌尿器科病棟マニュアル—ベッドサイドの検査と処置・私はこうしている
ベッドサイド検査の実際
腎生検の実際
内田 睦
1
1京都府立医科大学泌尿器科学教室
pp.32-35
発行日 1995年3月30日
Published Date 1995/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901420
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腎生検は,従来より経皮的腎生検と開放性腎生検が行われ,その組織採取率と合併症とから優劣が議論されてきた。
当教室では,1978年にリアルタイム装置を用いた超音波穿刺術専用装置を開発し,種々の穿刺術に役立て発展させてきた。そのなかのひとつに経皮的腎生検への応用がある。この装置を用いれば,狙った部位を選択的に生検することができるので,この方法をとくに選択的腎生検と呼び,現在ではこの方法が腎生検のなかで最も普及していると思われる。
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